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報告書によると、国連による制裁措置にもかかわらず北朝鮮からこの時期輸入を行っていた国の中には、中国、インド、マレーシア、スリランカが含まれている。また北朝鮮は制裁に違反して核兵器の開発を続けているという。
さらに国連の専門家らは、北朝鮮がシリアと「制裁に違反して化学兵器、ミサイル、その他通常兵器の分野における協力を行っているという情報」についても調査している。これには、シリアの防空システムの整備と修理が含まれている。北朝鮮によるアフリカ諸国からの兵器の購入の可能性も調査中としている。
先に米国連代表部は、「北朝鮮に対する制裁決議案を国連安全保障理事会で11日に採決するよう求める」と発表した。
決議の草案では、北朝鮮への石油の全面的な禁輸と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の資産凍結が盛り込まれている。また米国は、北朝鮮からの繊維製品の輸出の禁止、海外の北朝鮮労働者の雇用禁止も求めている。