ロシア副首相、「国策ドーピング」批判に強く反発

© Sputnik / Aleksei Druzhinin / メディアバンクへ移行ロシアのヴィタリー・ムトコ副首相
ロシアのヴィタリー・ムトコ副首相 - Sputnik 日本
サイン
ロシアのヴィタリー・ムトコ副首相は、ロシアが国ぐるみでドーピングに関わっていたとする世界反ドーピング機関(WADA)調査チーム責任者リチャード・マクラーレン氏の見解にこれまで同意したことはないし、今後も決して同意することはないと主張した。副首相が国内スポーツ紙「R-スポルト」の電話取材に応じて回答した。

新体操ロシア代表、スマホ断ち 世界選手権優勝目指し - Sputnik 日本
新体操ロシア代表、スマホ断ち 世界選手権優勝目指し
スプートニク日本

ロシアスポーツ界での一連のドーピング事件では、国策としてドーピングが行われていたとみなす批判も起きた。その結果、一部の競技選手は、リオデジャネイロ・オリンピックをはじめとする国際大会への出場権を剥奪された。

ムトコ氏は取材の中で「例の人物(編集部注:ロシア・ドーピング検査機関元所長のグリゴーリー・ロドチェンコフ氏)が自ら法規や規制を犯しWADA基準に違反していたことには、我々は同意する。そして彼は既に解雇されている。我々は制度を再構築している最中だが、新制度ではWADAも同様の責任を負うようにすべきだと考えている。これまでにしても、WADAはあの人物の行動に責任を持つべきだった。彼に然るべき資格と職権を与えたのは紛れもなくWADAだからだ。そのように管理しておきながら、今となってみれば国家が悪いといって批判する。我々は、(ドーピングが)何らかの国策だったとするマクラーレン氏の考えにこれまで一度も同意をしたことはないし、今後も同意するつもりはない」と語った。

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала