英国の研究者が、「ハンガー・ストライキ」で2型糖尿病を治した

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2型糖尿病は、最終的に人間の体の働きを変えてしまう治らない病気ではない。病気の進行を低カロリーの食事で後戻りさせることが可能。著名な英国の糖尿病学者ロイ・テイラー氏が、リスボンで開かれた欧州糖尿病学会で発表した。

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テイラー氏は2年前、仲間の研究者と一緒にマウス実験を行い、2型糖尿病が発症する原因は膵臓および肝臓の肥満であることを発見した。これらの臓器からわずか1グラムの脂肪を除去しただけで、病気のすべての症状が完全になくなり、残りの体細胞がインスリン分子を「正常」に認識するようにもなったという。

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研究者たちはその後、実験の一環として複数の糖尿病患者に肝臓や膵臓の脂肪除去を促進する特別なダイエットをさせた。結果、病気は治り、実験の参加者たちは、肝臓や膵臓の低脂肪を維持するための別のダイエットに移行したという。

テイラー氏とその同僚は現在、より大規模かつ長期的な新たな臨床実験を行っている。実験が成功した場合、所謂「ハンガー・ストライキ」を用いた糖尿病治療方法の臨床導入が可能となる。

先に米テキサス大学の研究者らが、患者の体内にあるがん細胞を10秒で発見できる新しい装置を発表した。

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