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同紙によると、ローラバッカー共和党議員は14日、ジョン・ケリー国務長官と電話で話し、アサンジ氏の恩赦「取引」を提案した。
ローラバッカー氏の考えでは、アサンジ氏は恩赦と引き換えに、2016年の米大統領選で民主党の内部システムに侵入した犯人を特定する情報が含まれたハードディスクまたは他のデータ媒体を提出すればよいという。
この通話内容に関する情報は大統領府の職員が認めている。ローラバッカー氏自身は、ケリー国務長官と今週電話で話したことは認めたものの、通話内容は明かさなかった。
アサンジ氏は8月、世間に対し第三者を介して何かを公表したことは一度もなく、確実な情報として信用できるのは自分の直接的な声明だけだと述べていた。このため、同氏が「ローラバッカー議員との会談で民主党データベース侵入にロシアは関与していないと発言した」と米ザ・ヒル紙が報じた情報の信憑性も疑問視されている。
これより前、米情報機関の元職員エドワード・スノーデン氏は、独「シュピーゲル」誌とのインタビューで、2016年の米大統領選挙期間中の米民主党に対するサイバー攻撃の背後には、いくつかの集団がいるかもしれない、との見解を示した。