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無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」は、1972年に太陽の表面から4320万キロの距離まで接近した探査機「ヘリオス2号」のおよそ7分の1にあたる約640万キロまで太陽に接近する。「パーカー・ソーラー・プローブ」は、太陽系の中で一番太陽に近い水星よりも太陽に接近する。
ニューヨーク・タイムズ紙は19日、約1300度の灼熱に耐えるために探査機は特別な複合素材でできた厚さ11.43センチのシールドで保護されると報じた。これにより太陽コロナと太陽風(太陽が放出する電荷粒子の流れ)や、磁場、プラズマ、荷電粒子を調査するための探査機が、正常に機能することができるという。
探査機の観測により、地球近傍の「宇宙天気」をより正確に予報することが可能となる。