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槍玉にあげられたのはペテルブルグの「ペーターサービス(Peter-Service)」社(1992年起業)。ウィキリークスの発表によれば、同社は電話通信会社用のソフトの開発を行っており、ロシアの特務機関とのつながりが疑われている。
ウィキリークスの公開文書が網羅している期間は2007年から2015年。それによると「ペーターサービス」社はビリング以外にもモバイルオペレーターの契約者の監視および管理を行っていたとされている。
ウィキリークスが指摘する「ペーターサービス」社の監視活動には、会話の録音、メッセージ、IMEI番号、 MACアドレスなどのディバイスのIDの識別などが挙げられた。
RELEASE: Spy Files #Russia https://t.co/CJMQVrNXef #SORM #FSB pic.twitter.com/QZPKY0HEWx
— WikiLeaks (@wikileaks) 19 сентября 2017 г.
ウィキリークスの公開資料では具体的な特務機関名は示されていないものの、「ペーターサービス」社が国家機関と互恵的な条件で自発的に協力関係を結んでいたことが指摘されている。
ウィキリークスは今回のロシアについての機密文書の公開について、プロジェクト「スパイファイルズ・ロシア」の第1弾に過ぎないと指摘している。
先の報道によると、内部告発サイト「ウィキリークス」はアンドロイド機のSMSメッセージの傍受・転送プログラムに関するCIAの機密文書を公開した。