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国際テロ組織アル・カイダ系の「シリア征服戦線(旧ヌスラ戦線)」のテロリストが19日、シリア北西部で攻撃を展開。ロシア軍警察の部隊を包囲した。しかし、ロシア軍とシリア軍の反撃により、包囲された警察隊の解放だけでなくテロリストの撃退にも成功。作戦の詳細についてロシア軍のセルゲイ・ルツコイ参謀本部作戦総局長が記者団に伝えた。
「現在ある情報によると、この攻撃はデリゾールから順調に東へ進軍する政府軍を止めるため、米国の特殊部隊によって動機づけられたものだ。」
ルツコイ中将は、攻撃が戦車と歩兵戦闘車の支援のもと実行された上、強力な火力支援の訓練を済ませていたと説明。こうして過激派らは1日で、政府軍の防衛を破り最大12キロ、最前線拠点を最大20キロ突破した。このケースについて、スプートニクラジオの放送で政治学者であり歴史学士ミハイル・スモリン氏がコメントした。
「ロシア軍が口先だけの主張をすることは決してない。彼らにそのような情報があれば、ふつう情報は発表される。米国人が関与しているというルツコイ中将は信用できる。私たちの成功にかかわらず、米国人と共通の目標を達成しているとは思えない。彼らはシリアでの作戦を完了しておらず、(シリアの)アサド大統領が去るよう尽力している。そして反アサド勢力の強化は何であれ、米軍と特殊部隊の目的になる。」
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