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最もストレスが多い都市
1位 バグダッド
イラクの首都であり、同国の政治、経済、文化の中心地。戦闘行為により事実上、町のすべてのインフラが破壊されたほか、住民はテロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」の脅威にさらされている。
2位 カブール
アフガニスタンの首都。同国の他の地域と同様、薬物の使用率が非常に高いほか、定期的にテロが発生している。
汚職防止などに取り組んでいる国際NGOトランスペアレンシー・インターナショナルによると、カブールは最も腐敗している世界の大都市ランキングで3位。そのため外国の投資家はカブールへの投資を控えている。
3位 ラゴス
ナイジェリア南西部の港湾都市。同国最大の都市であり、人口はアフリカ最多。ラゴスではテロ組織「ボコ・ハラム」が定期的にテロを起こしており、大勢の命が奪われている。
4位 ダカール
セネガルの首都。主要な港湾であり、同国最大の都市。また西アフリカ最大の港湾、大陸全体でも最大規模の港湾の一つ。
5位 カイロ
エジプトの首都。人口およそ800万人で、人口集中が顕著だと言われている。テロや騒乱により重要な収入源となっていた観光客が大幅に減少し、都市状況に極めてネガティブな影響を与えた。
6位 テヘラン
イラクの首都。対イラン制裁は解除されたものの、イランの貧困率は非常に高い。また社会も不安定で、殺人などの犯罪発生率も高い。
7位 ダッカ
バングラデシュの首都。非常に人口密度が高く、公式には人口2000万人とされているが、非公式データによると3000万人。インフラ整備のレベルが低い。環境状況も悪く、ゴミの山が急速に広まる病気の原因となっている。
8位 カラチ
パキスタン南部の港湾都市。世界で3番目に人口密度の高い都市(1位は上海、2位は重慶)。また犯罪率も非常に高く、誘拐、暴力事件、路上強盗などが日常的に発生している。
9位 ニューデリー
インドの首都。人口過剰の上、長年にわたり環境問題も抱えている。世界保健機関(WHO)は2014年、ニューデリーの大気が世界で最も汚染されていると発表した。
10位 マニラ
フィリピンの首都。自動車などから排出される汚染物質による大気汚染が深刻。マニラ市内の複数の川は、生物学的に死んでいると考えられている。