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以前の「Svpeng」になかった機能として、この新種のマルウェアは「ユーザー補助機能」を悪用し、端末で入力した文字を記録して障害のある人々を対象とした機能へのアクセス権を取得する。
今回の「ユーザー補助機能」を悪用するマルウェアはAndroid端末に感染する。ユーザーの通話記録を管理し、自らをSMS送信アプリとして偽装、勝手に電話をかけるほか、このマルウェアを停止・削除しようとする試みを阻止する。
「Svpeng」はまだその威力を最大限に発揮しているわけではないが、すでに欧州のいくつかの大手銀行のアプリを攻撃している。拡散が報告されているのは主にロシアだが、その後ドイツやトルコでも被害が報告されている。専門家らは、現在利用されているAndroidのすべてのバージョンが危険にさらされていると警告している。
これよりまえ、「カスペルスキー研究所」は声明で、同社が得る顧客情報は法と基準に従って完全に保護されていると発表した。