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リャプコフ氏は、前日に自らが「シリアでのロシア軍中将の戦死は、米国の政策の二面性に対して我々が支払った血の代償だ」と発言した理由について以下のように説明した。
「我々が米国の前政権時にも、そして残念ながら今日に至るまでも目にし続けている米国の『良いテロリストと悪いテロリストを使い分けるゲーム』がどのようなものであるか、そしてそのような『ゲーム』がいかなる悲劇に変わりうるか、ということについて考えを示したに過ぎない」。
また、米国政府はルーマニアとポーランドでの自らの行動によって中距離核戦力(INF)全廃条約に違反しており、その履行に米国が復帰するようロシア政府は求めるとも強調し、記者団に以下のように述べた。
「我々の主な要求は、米国がルーマニアと間もなくポーランドにもミサイル迎撃システム『イージス・アショア』を配備することにより違反している条約の履行に米国が復帰することの必要性だ。このシステムには二重の目的がある。迎撃ミサイルだけでなく、攻撃用の巡航ミサイルをも発射できるのだ」。
リャプコフ氏は、「攻撃用の巡航ミサイルはINF全廃条約により、陸上での配備が禁止されている」と強調した。
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