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ホリーク氏によれば、ロシアへの加入後のクリミア半島で人権侵害の事例が増加しているとする国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報告書は、特別に選び出された人々の意見を反映しているという。ホリーク氏は以下のように述べている。
「この報告書を作成したモニタリング委員会はクリミア半島そのものを訪れておらず、ウクライナ側だけでアンケート調査を行っている。それに対して私は自分自身の目でクリミアの状況を視察した(ホリーク氏はシンフェローポリ、ヤルタ、リヴァディアを訪問-編集部注)。そこで私は、状況が今のようになったことを喜んでいる人々に出会った。ただ一つだけ、その人たちは経済がもっと急速に発展すると期待していた、と言っていた。クリミアのインフラを再建する必要があるということは私も理解できる」。
あなたはクリミアの当局者や住民に会いましたか?
「その人たちにも会ったし、他の人たちにも会った。しかし私は何よりもいろいろな町を歩いて回り、写真を撮り、インタビューをした。私にとって決定的となるのは、個人の視点、普通の地元住民の視点だ」
国連の報告書についてどう思いますか?
「国連の担当者は、この状況に不満を持つ特別に選び出された人々にアンケート調査を行ったのだと思う。恐らく、その人たちはこう答えたのだろう。『クリミアがウクライナだった間は、皆が自分のしたいことをして、誰も税金を払っていなかった』と。ロシアに加入したあとは、詐欺行為をしていた者は不平を言うようになった。正直に働いていた者は、今満足しているはずだ」
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