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5月末、プーチン大統領はロシアのアニメーターたちと面会した。そして「ソユーズムリトフィルム」のステータスの刷新が始動した。
「ソユーズムリトフィルム」の理事会会長ユリアナ・スラシェワ氏とその同僚たちは、過去15年間に同分野で大きな飛躍を遂げた日本、韓国、その他の国のアニメーションの巨匠たちの経験を学んでいる。
「ソユーズムリトフィルム」は、新たな場所の提供のほか、アニメーターたちに技能向上のための講習を提供する。講習を受講できるのは若手専門家。なお彼らのうち最も才能のある専門家には教育訓練に対する補助金が与えられる。
また「ソユーズムリトフィルム」は、大人と子供のアニメファンのために2つの博物館を設立する。1つの博物館には、有名なアニメーション作家や人形作家たちのオリジナルや許諾された複製物の形で保存されている素晴らしい作品やアーカイブが展示される。
2つ目の博物館は、幻想的な博物館、あるいは、恐らくマルチメディアセンターとなる見込み。スラシェワ氏はこのアイデアを日本で見つけた。同博物館は、研究学園都市の一環としてつくられるが、広大なスペースが必要となる。
© Sputnik / Ilia Pitalevチェブラーシカ
チェブラーシカ
© Sputnik / Ilia Pitalev
スラシェワ氏は「私たちには(モスクワにある)全ロシア博覧センターとの事前合意があり、未来のアミューズメントパーク内のパビリオンの一つにこのようなセンターがつくられることに期待しています」と説明した。
またスラシェワ氏は、理想的な見本は世界的に有名な日本のアニメーター、宮崎駿氏の世界を堪能することができる日本にあるジブリ美術館や、その壁にアニメーションの力によって様々な世界がつくりだされている「チームラボ(Team Lab)」の技術をつかってつくられた複数のマルチメディアセンターだと語った。
スラシェワ氏によると、博物館は1年以内につくられる見込み。