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しかしその外観は中国ネットユーザーの批判と嘲笑の嵐を呼んだ。大学は楕円状の建物と長方形の建物からなっているが、長方形の建物がトイレのタンクに、楕円形の建物が便器に見立てられた他、楕円の建物の屋上にある青い屋根が、トイレの蓋に見えると指摘されているのだ。
世論が斬新な建築物を批判的に受け止めた例は歴史上に他にも散見される。例えば、今日数百万人の観光客が向かうエッフェル塔は完成当時、大きな批判を浴び「巨大な工場の煙突」と呼ばれていたのだ。
東京にもジョークの対象はある。ビール製造大手アサヒビールの本部ビルに隣接する建物の屋根には流線型の金色のオブジェがあることから「ウンコビル」と親しみを込めて呼ばれる。
モスクワにもそうした建物は少なくない。モスクワ中心の駅付近にあるショッピングセンター「キテージ」はその形状から「アイロンビル」と呼ばれる。
"Дом-утюг (корабль)" у Киевского вокзала (Торговый центр «Китеж»). Москва pic.twitter.com/LCZA0EfpTz
— Sergey Borisenko (@pilot_svb) 26 октября 2016 г.
モスクワ大学学術図書館の建物を生徒は外観から「椅子」と呼ぶ。
他にも、日用品に似せるため特別に設計された建物だってある。
かごバッグビル(米オハイオ州)は1997年に建てられた。
4つの巨石の間に建てられた家「Casa do Penedo」はポルトガル・ファフェの山中にあり、石器時代の住居を思わせる。だが、この家は1974年、町の騒音や忙しなさから遠く離れて休暇を取るため、ビトー・ロドリゲス氏によって建てられたもの。
中央図書館(米ミズーリ州カンザスシティ)
図書館建設に際し、市民にカンザスシティの名前と何らかの関係を持つ最も有名な本を選ぶことを手伝うよう提案された。この建物は、訪問を促す革新的なデザインの公共図書館に含まれている。
靴の家(米ペンシルバニア州)
この建物は20世紀中頃、巨大な製靴会社を所有していたビジネスマンによって建てられた。