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シリアとイラクで生産された石油販売による「ダーイシュ」の収入は、2015年から12分の1となり、1カ月あたり5000万ドルから400万ドルに減少した。
米USAトゥデイによると、仲介者は石油をシリアで転売したり、別の国へ輸送していた。石油販売はダーイシュの収入の約半分を占めており、残りは銀行から強奪したり、支配した町の住民から得ていた。
ワシントン中東政策研究所のアナリスト、アンドリュー・タブラー氏は「収入の半分を失うことは非常に大きな意味を持っている。彼らの領土は縮小し、人々から税金を徴収する可能性も低下している」と語った。
6月、「IHSマークイット」のアナリストらは、ダーイシュの1カ月の収入が大幅に減少し、2015年第二四半期は8100万ドルだったのが、2017年第二四半期は1600万ドルにまで減少したと指摘した。原因は、ダーイシュのメンバーの資金調達ルートの阻止にあると考えられている。