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問題となっているのは、数年前に承認され、教室に入る前に生徒は携帯電話の電源を切らなければならないと定めた法律の厳格化だ。フランス教職員労働組合のトップ、フィリップ・トゥルニエ氏によると、30%から40%の生徒が授業中にメッセージをやり取りしたり、電話に出たりしている。
ブランケル氏は、エリゼ宮での閣議がどのように行われているかを指摘した。閣議室に入る前に参加者はすべて携帯電話を専用のロッカーに置いていかなければならないのだ。
ただ、いくつかの保護者組織は、学校に携帯電話を集めるボックスを設置しても、その周辺では常に混乱が起こるだろうと考えている。至る所で生徒の受け入れと携帯電話の回収に責任を持つ職員を何千人も雇わなければならなくなることは言うに及ばない。
ロシアの法律に関して言えば、学校に携帯電話を持ち込むことは可能だ。ただ、それぞれの学校が独自の規則を定めたり、携帯電話の利用を認めるかどうか決めたりすることはできる。多くの学校では授業中の携帯電話の利用は禁止されている。午前と午後の2部授業を採用している学校では、規則はあまり厳しくはない。
地元政府が全面禁止に向けて準備している地方もロシアには複数ある。例えば南部のチェチェンでは携帯電話が学校で禁止されている。また今学期から西部のウラジーミルのいくつかの学校でも携帯電話の全面禁止が導入されている。