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日高志野さんがオレンブルグで演奏するのはこれが初めてではない。日高さんは2016年もピアノのコンサート「感謝」を開き、クラシック音楽の愛好家をホールいっぱいに集めた。日高さんは音楽を通じて、2011年の東北大震災時に日本を支援してくれたオレンブルグの地元民への謝意を伝えた。震災当時、オレンブルグの地元民はオレンブルグ大学日本情報センターに集まり、亡くなった市民を偲んで花を手向け、ロウソクを灯し、被災者への支援金を集めた。
昨年は日高さんは、プロコフィエフ、ラフマニノフ、バラキレフの作品を選んだが、今年はショパン、リスト、ラヴェル、アルベルト・エバリスト・ヒナステラ、バッハを演奏する。
日高志野さんは国際コンクールの入賞者で音楽祭やデュエットに出演している。2015年、チャイコフスキー記念モスクワ音楽院の研修を終え、大学院に入学。日高さんはロシア人に非常に感銘を受けていると語っている。