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英「デイリー・テレグラフ」紙によると、英保守党の党大会でメイ氏が演説していたところ、突然一人の男が近づいて一枚の紙を差し出した。この紙は「P45」と呼ばれる文書の偽物であると判明した。男は紙を首相に手渡す際、「これをあなたに渡すようボリス(・ジョンソン英外相)から言われた」と言った。
Hi @BorisJohnson, I gave Theresa her P45 just like you asked. pic.twitter.com/gzW0UluDMv
— Simon Brodkin (@simonbrodkin) 4 октября 2017 г.
メイ氏はその後、「私にはP45を渡したい人が一人だけいる。それはジェレミー・コービン英労働党党首だ」と述べた。
メイ英首相には、以前6月にも、英国労働党のジェレミー・コービン党首から、前倒し議会選挙の結果を鑑みて、辞職を考えるよう呼び掛けが行われていた。
英国では労働者は解雇される際、「P45」と呼ばれる証明書を雇用主から発行される。この証明書には労働者が受け取った賃金と支払った税金が記載されている。記者のポール・ブランド氏は、実際に首相に手渡された紙の写真をツイッターに投稿している。
NEW: We found what we assume is the P45 the prankster tried to hand to PM during her speech. #cpc17 pic.twitter.com/QeB64wxRkT
— Paul Brand (@PaulBrandITV) 4 октября 2017 г.
メイ首相にこの紙を手渡した男はサイモン・ブロドキン氏。2015年には国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長(当時)に大量の偽の紙幣を投げつけるなど、度々騒動を起こしてきたことで知られる。あとになってブロドキン氏はツイッターでジョンソン外相に宛てて「やあ、ボリス・ジョンソン、君が頼んだ通りテリーザ(・メイ首相)にP45を渡したよ」と投稿した。
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