ピカロフ橋：七つ橋。この場所がこのように呼ばれているのは偶然ではない。まさにこの場所から市内の7つの橋をすべて見ることができるのだ。言い伝えでは、この場所で願い事をすると必ず叶うという。
チジク・プィジク。くちばしにコインを投げ入れることができれば、ブロンズの小鳥が賞や当選を保証してくれる。
青銅の騎士像。夜になると、ピョートル大帝が台座から下りて、馬に乗って市内をパトロールするという噂がある。
杭の上のうさぎ。イオアノフスキー橋のうさぎは惜しげもなく富を与えてくれる。けれど、うさぎに当たった人にだけ。コインが落ちて、杭の上で止まらなくてはならない。これは絶対条件である。
グリフォン。グリフォンは幸福と長寿と富を約束してくれる。そのためには、グリフォンの翼をなでて、目を見つめなければならない。あるいは、右の牙につかまってもいい。
スモレンスク墓地。スモレンスク墓地の最もおそろしい伝説のひとつが、40人の聖職者が生き埋めにされた伝説だ。革命からまもなく、市内全域の聖職者が逮捕され、スモレンスク墓地に連行された。事前に掘られた巨大な墓穴の淵に立たされた聖職者らは、信仰を捨てるか、土の中に生き埋めになるかの選択を迫られた。聖職者全員が殉死を選んだ。3日間は墓からうめき声が聞こえ、土が動いていたという。その後、墓に神の光が差し込み、すべてがおさまった。言い伝えによると、今でも聖職者の霊が、祈りをつぶやきながら、墓地の小道をさまよっているという。
グリフォンの塔。大変な時期に塔の近くに泊まることができた人や、偶然、塔の近くに来ることができた人は、意図せず魔法に触れることができ、不思議なことに、すべての問題が解決するのだという。
ノートパソコンを持ったマネージャー。彼の頭をなでると、その日は幸運な日になるという。昇進をお願いしてもいいし、給料アップをお願いしてもいい。幸せな結婚をお願いするには、マネージャーが手に付けている結婚指輪をなでると良い。
ペテルブルクの天使。天使はそばのベンチに座ったすべての人の気分を向上させ、新しいアイデアをもたらしてくれる。
スフィンクス。この彫刻の近くを散歩すると、ましてやこの彫刻に触れたりすると、心の病になると言われている。スフィンクスの表情は1日の中で変化する。朝から正午までは静かで平穏だが、夜になると不気味で威嚇的な表情になる。
