2021年以降、世界の軍事バランスはどうなるのか? 新STARTに関する専門家の見解

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プラハで調印された新戦略兵器削減条約(新START)は2021年に失効するが、5年間延長される可能性がある。核災害防止に関する国際ルクセンブルグフォーラムのヴャチェスラフ・カントル会長が明らかにした。

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仏パリで9、10日の両日、記念会議が開かれ、世界の主要な専門家らが参加する。会議では核不拡散体制の強化、「核」テロの脅威の分析、北朝鮮、イラン、パキスタンを含む重要な地域の不拡散問題の議論などに焦点が当てられる。

「その可能性が条約の本文に記載されているプラハ条約の5年延長についての協議が開始されたことに関する信頼できる情報があった」。

カントル会長によると、当事者らには互いに要求があるものの、最も重要な課題は無期限の中距離核戦力全廃条約を維持すること。

「中距離核戦力全廃条約の破棄を準備する兆候はすでに存在する。米国では条約で禁止されている兵器の製造準備に着手する用意がある」。

カントル氏は、米国とロシアは新STARTの条項に従って来年自国の戦略兵器の削減を完了しなければならないが、2つの核大国である露米関係の歴史の中ではじめて核兵器のさらなる削減に関する交渉で長期の停滞があると指摘した。

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