メドベージェワ選手 五輪シーズン半ばで突然のプログラム変更 その理由は【動画】

© Sputnik / Александр Вильф / フォトバンクに移行メドベージェワ選手
メドベージェワ選手 - Sputnik 日本
さいたま市で開催のフィギュアスケートの国際チーム対抗戦、「ジャパンオープン」で、世界選手権2連覇のロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手(17)はフリープログラムを『アンナ・カレーニナ』に変更し、見事、女子で唯一150点を超える152・08点を得た。

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この結果にロシアのフィギュアスケート連盟のアレクサンドル・コーガン会長も満足の意を示し、「メドベージェワはフリープログラムを入れ替えた。彼女はこれを十分上出来に滑り、すべての要素をミスなくクリアして、高いスコアを得た」と語っている。

メドベージェワ選手はオリンピックシーズンの半ばでフリープログラムの変更を決めた。新たなフリープログラムとなった『アンナ・カレーニナ』は実は彼女が前にショートプログラムに使っていたもので、今回の「ジャパン・オープン」で披露されている。メドベージェワ選手は「ジャパン・オープン」では同じロシアのアリーナ・ザギトワ選手(15)とライバルとしてしのぎを削り、結果として欧州を勝利へと導いた。

メドベージェワ、ザギトワの二人が同じリンクの上で争ったのは1年前のロシア杯のときだったが、当時、ザギトワ選手は技術では最高水準に達していたものの、メドベージェワ選手のライバル候補という扱いは全く受けていなかった。ザギトワ選手は今回、日本でのフリープログラムで『ドン・キホーテ』を演じ、145.28という高得点を獲得。このナンバーは初めてジュニアとしてではなく出場したイタリアのロンバルディアトロフィー大会で演じたもので、獲得スコアからいっても最終的な出来上がりの段階に達している。

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一方のメドベージェワ選手は今回、突如プログラムの変更を発表し、周囲をあっと言わせた。メドベージェワ選手は今季、ロシアのイリヤ・アベルブフ氏の新たな演出でスタートし、これで技術点をさらに上げようとしたが、ザギトワ選手の作ってしまった傾向から判断すると、メドベージェワ選手はほとんどすべてのジャンプをプログラムの後半に寄せ、これによってさらに点数を稼ごうとしたらしい。

結果的にはこの試みで、メドベージェワ選手のファンは何とも複雑な気持ちを味わうことになった。ソチのショートプログラムは理想的な出来とは言い難く、またスロヴァキアのオンドレイネペラトロフィーにいたっては1位だったとはいえ、146.72と、はザギトワ選手がロンバルディアトロフィー大会で獲得したスコアより低かったからだ。

結果としてメドベージェワ選手は「ジャパン・オープン」では、日本の夏のアイスショーで演じた『アンナ・カレーニナ』を滑ることを決めた。技術点は77.03で、総合点は国際スケート連盟のツアーでは至上3番目に高い152.09となった。

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メドベージェワ選手のファンたちはオリンピックシーズンにプログラムの変更を行い、しかも過去のナンバーを持ってきたことに疑問を投げかけている。これは、日本の観客を馴染みのナンバーで喜ばそうという一時的な決定ではないかと思われたが、ロシア・フィギュア連盟のほうはこれは完全な変更であり、元のナンバーへの逆戻りはないと言い切った。

メドベージェワ選手はより複雑さを増したプログラムで新たなシーズンを始めようとしていた。そうしたプログラムであればどんな場合でも高得点をとれ、ミスがあっても他には絶対負けないショートプログラムのほうで補てんが利いただろう。だがライバルらが間近に迫ってきていたことと、すべてを限りなく完璧にミスなく滑りたいという気持ちからメドベージェワ選手は急きょ、プラン変更を決めたのだった。

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ザギトワ選手以外にも日本の樋口若菜選手、カナダのケイトリン・オズモンド選手(21)が押してきている。三原舞依選手(18)も今回のジャパン・オープンで自己最高記録の147.83を獲得し、技術点ではわずか0,22の差とはいえ、メドベージェワ選手を追い抜いてしまっている。シーズン開始の時点でこれだけの成績であれば、これらの女子らは五輪までには十分に150を超える成長が見込める。

ただし、グランプリの前に最終決定をとることができたのはメドベージェワ選手には幸いだった。モスクワではすでに数日後の21日、22日にグランプリへのロシア国内のステップが控えている。これがメドベージェワ選手にとっては新プログラムの公式スタートの場となる。

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