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スペイン中央政府は1日に行われた独立の賛否を問う住民投票を違法とし、投票結果を認めようとしない姿勢を示している。欧州委員会のマルガリティス・スヒナス公式報道官も投票を「違法」と批判した。
プチデモン州首相は憲法裁判所の命令に沿って、議会に提出した演説のテーマから「独立」を削除し、州の政治状況に変更したが、この中で一方的な独立宣言を行うのではないかとの見方も出ている。
スペイン中央政府のラホイ首相はこれに対し「阻止するためには何でもする」とし、独立宣言を行った場合、カタルーニャ州の自治権の停止を含めた厳しい措置を取ると警告している。
なお、カタルーニャ州の首都バルセロナでは9日、一方的な独立宣言に反対し、国の統一を保つためとして、数千人の人々が集まった。