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AP通信によると、一人のオーストリア人男性がサメのコスチュームを着てコンピュータ店McSharkの広報活動を行なっていたところ、警官が近づき、被っていたサメの頭を取り除くよう依頼してきた。これを何度か断った「法律違反者」は、最終的には警官から罰金を徴収されることとなった。
— Al Jazeera News (@AJENews) 10 октября 2017 г.
オーストリアでは、公共の場所で顔を覆う被り物やマスクなどを着用することを禁止する法律が10月1日より施行されている。着用禁止の対象には、イスラム教徒の被り物、医療用マスク、ピエロなどの仮面、目出し帽、防塵・防ガスマスクも含まれる。この法律に違反した場合に科せられる罰金は150ユーロ。
新法律の成立を主導したのは、オーストリア社会民主党とオーストリア国民党。医療上の指示や特殊作業に従事している場合は、マスクや防塵・ガスマスクの着用が認められる。また、国民的な祭事やカーニバルのときも例外の扱いとなる。
警察ではこの法律によって、個人の特定を回避しようとする国民を取り締まる予定。警官は、上記の衣類を着用している該当者に対しまずは脱ぐように案内するが、これを拒否した場合、最大150ユーロの罰金が科せられる。
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