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ロシア国防省は10日、Su-24機の事故で乗員2名が死亡したことを発表した。その後ショイグ国防相の指示で、事故原因を調査する特別委員会が設置された。
コメルサント紙はこの委員会関係者の言葉を引用し、次のような見解を示している:
「中間報告の資料では、事故機はいわゆる離陸態勢に入っていなかったことが指摘されている。原因は、(何らかの理由で離陸に必要な状態に切り替えなかったかもしれない)乗員の手違いか、または技術的な障害が考えられる。技術的な障害とは、例えばコックピットの操縦パネルの表示では離陸態勢が整っていたにもかかわらず、実際は安定板、フラップ、スラットが離陸状態に切り替わっていなかったという状況だ。乗員は最後の瞬間まで機体を浮上させようと試みていたが、既に離陸速度に達しており、機体そのものを停止することもできなければ、緊急脱出もできない状態だった」
より正確な原因の究明には、フライトデータレコーダの解析が待たれる。コメルサント紙によると、この装置は既に発見済みだという。
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