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コナシェンコフ報道官は発言の中で「このような和平プロセス妨害の全ての責任は、完全に米国側にある」と述べ、非難した。
報道官によると、10月2日から3日に、米軍基地のあるシリア東部アトタンフ(At-Tanf)の難民キャンプから約600人の戦闘員が南部の段階的緊張緩和地帯に侵入したという。
「またしても『奇妙な』偶然の一致で彼らとほぼ同時に、住民用の食料や医薬品を積んだ2つの車列も段階的緊張緩和地帯に入った。30トンの貨物を積載した1つ目の車列はハジミ居住区へ、2つ目の車列は60トンの貨物と共にクヘリ内に進入した」
全ての人道的支援物資は、アトタンフから到着した戦闘員らのいる土地で荷下ろしされた。
報道官は、アトタンフの米軍支配地域からテロ集団「ダーイシュ(IS、イスラム国)」の戦闘員がどのように潜入したのかについて、米政府が未だ説明していないことに言及。これらのテロリストが、シリア軍物資の供給や人道支援品輸送に使われるダマスカス-デリゾール間の幹線道路を封鎖しようと企てていたという。
ロシア国防省は、「シリアにいる彼ら(米軍)のすぐ近くで活動中の戦闘員」に対する「選択的な見落とし」について米政府が説明するよう求めた。
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