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今年8月末、米政府はワシントンとサンフランシスコにあるロシア外交施設の閉鎖を要求。後日これに従い閉鎖された同施設から、米国側はロシア国旗を撤去したことも伝えられていた。
アントノフ大使は番組の中で「サンフランシスコにある我が国の外交財産施設および在ワシントン露通商代表部からロシア国旗が撤去されたことにつき、米国側に対して断固たる抗議を行なった。これらの施設は先だって米政府により接収されたのだが、これは国際法や二国間合意、そして米国内法にも違反する行為だ。本件を我々は、露米関係を修復したいという米政府の公式表明に反く極めて非友好的な措置だとみなしている」と述べた。
また「このような措置は、露米間の対話を困難にするだけだ」とも指摘。
そして「国家間関係の各規定に違反している責任は、米政府側のみにある。我々は、米国が侮辱行為を伴いながら我が国の財産を計画的に接収することを直ちにやめ、我が国所有の施設に国旗を戻すよう、そし今後このような行為を認めないよう要求している」と強調した。