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「北朝鮮の出版社『科学百科事典』が発刊した新政治区分世界地図では、240-242ページに記載されたロシアの地図を見ると、クリミア半島はロシアの領土と同じ色に塗られている。北朝鮮外務省から受けた説明によれば、北朝鮮はクリミアで行われたロシアへの編入をめぐる住民投票の結果を尊重しており、投票の結果は合法的で国際法の規定に完全に順守するものとみなしている。」在北朝鮮ロシア大使館はこう発表している。
在北朝鮮ロシア大使館はFacebookの公式ページに、「北朝鮮はこの問題に関する国連での投票で独自の立場を公式的に明らかにしており、クリミアはロシア連邦の切り離すことのできない一部であるという理解に立脚している。」「クリル諸島問題についても北朝鮮は同様な姿勢を示している」と記載している。
クリミアは、2014年3月に実施された住民投票の後、再びロシアの地域となった。住民投票では、ウクライナで発生した2月の国家クーデターの合法性を認めない住民の大多数が、ロシアの構成主体に入ることに賛成票を投じた。
ロシアは、クリミアでの住民投票の実施について、国際法と国連憲章に合致していると強調している。
クリミア半島への制裁は2014年6月初めて導入された。制限はウクライナの証明書が着いていない品物のEUへの輸出禁止から始まり、後にEUは顕著な数の品物のクリミアへの輸出を禁止し、またクリミア経済への投資を完全に禁止した。
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