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研究では異なるデザインの箱に入った同じクリームが用いられた。クリームに有効成分は含まれていない。しかし、被験者には塗布部に痛みを感じる可能性があるという副作用を告げられたほか、一部の被験者にはクリームが高価だと述べられた。クリームを塗った後には、同じ温度の温感湿布が貼られた。
「高い」クリームを塗った被験者は、そうでない人より強い痛みを感じた。脳をスキャンすると、クリームが高価だと考えている被験者には、痛みの処理を司る前頭前野や、海馬などの不安と関係する脳の分野で高い活性度が見られた。つまり、実際に痛みを感じていたのだ。
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