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羽生選手はロシアでも日本に負けず劣らず絶大な人気を誇っており、根強いファンクラブがある。ユヅの気迫を是非ともこの目で見たいロシア人は21日の試合に詰めかけるが、もちろん、ユヅのモスクワ入りを待ち望んでいるのは、すっかり仲良しになってしまった世界の女王エフゲニア・メドベージェワ選手だけではない。男子ロシア人選手たちもライバル意識と羨望の入り混じった気持ちでユヅを待ち受けている。
21日、羽生選手と同じ氷に立つ3人のロシア男子選手のうち、ミハイル・コリヤダ、ドミトリー・アリエフ両選手の「ユヅ」観をここでご紹介したい。
ミハイル・コリヤダ選手
© Sputnik / Pavel Lisitsynミハイル・コリヤダ選手
ミハイル・コリヤダ選手
© Sputnik / Pavel Lisitsyn
「ユヅル・ハニュウは極めて興味深い例だ。こういうのは千人に1人しか生まれない。彼には彼にしかない特別な力がある。それを観る者も、審査員も感じるんだ。彼の目には火が燃えているからね。彼と並んで滑ると自分の火が消えてしまう者もいる。だけど僕は逆だ。負けるもんか、という気持ちなる。」
ドミトリー・アリエフ選手
© Sputnik / Vladimir Pesnya ドミトリー・アリエフ選手
ドミトリー・アリエフ選手
© Sputnik / Vladimir Pesnya
「これほどファンタスティックなものは今まで見たことはない。ユヅルは宇宙的な人間だ。彼を見ると一層フィギュアへの熱い思いに駆られた。自分を克服し、人生の新たなレベルに出ていきたいと思う。自分をリセットして新たなものを学びたい。粘り強く頑張れば、これと同じ結果は出せると思っている。」
五輪という世界一の舞台に共に出ていくライバルたちの賞賛と克己心。それを日本の羽生選手が掻き立てている。
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