アラー神とヴァイキングの意外な関係が明るみに

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スウェーデンの研究者グループがヴァイキングがイスラム教を信奉していた新たな証拠を発見した。インディペンデント紙がグループの研究結果を報じた。

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あるヴァイキングの墓からアラーの名と予言者ムハンマドの養子のアリー・イブン・アビー・ターリブの名が刺繍された絹の布が発見された。布は9世紀から10世紀のものであることが明らかにされ、単なる模様だと思われていたものが、考古学者アンニカ・ラルソン氏の調べで、アラビア文字最古の書法であるクーフィー体であることが分かった。ラルソン氏は、墓はヴァイキングのもので、おそらくイスラム教を受容したのだろうと考えている。

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「興味深いのは『アラー』という文字が鏡映しに表現されていることです。おそらく祈りを右からも左からも読めるように書きたかったのでしょう。コーランには天国に至る者はすべて絹の服を着ていると書かれています。このことから、ヴァイキングの間でなぜ絹が普及していたか、どうしてこうした文字が出てきたかが明らかにできると思います。」ラルソン氏はこう語っている。

インディペンデント紙によると、スウェーデンで墳墓からこうしたものが発見されたのはこれが初めてではない。スカンジナビア地域の9世紀の墳墓では他にも、クーフィー体が刻まれた同じ銀の指輪が見つかっている。刻まれた文句は「アラー」または「アラーに」または「アラーの思し召しのままに」と訳すことができる。

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