カタルーニャ独立　中央政府、自治権停止なら正式に独立宣言＝プチデモン州首相

スペインのラホイ首相は１１日、16日午前10時（日本時間午後5時）までプチデモン氏によるカタルーニャの独立が宣言を行ったのか否か、立場表明を待つ姿勢を示した。独立宣言の場合にカタルーニャの自治権停止の可能性を前提とする憲法第155条を適用できることを警告している。

一方、スペイン副首相によれば、プチデモン氏には州の独立が宣言されたのかどうか明確に回答する時間が１９日まで確保されている。プチデモン氏はラホイ首相に対し、今後２カ月以内にカタルーニャ州の状況について対話を始めることを提案した。

スペイン中央政府が認めないまま、カタルーニャ州の独立を問う住民投票が１０月１日に実施されたが、投票は文字通り同州を爆発させた。同地での何千もの抗議は収まっていない。

国王フィリペ６世が行った前例のない演説で国王は、カタルーニャ自治政府による「スペインの一体性の破壊」を目的にした「容認できない不服従」を非難した。