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闘いの舞台に放たれるのは、野生のイノシシと(ピットブルなど)闘犬に適した犬だ。参加費用は、犬の種類により15ドルから150ドルと増減する。動物の一方が負傷した時点で、試合は終了となる。犬が勝った場合は、その飼い主に2000ドルが贈られる。しかしイノシシが勝った場合は、傷が治癒した時点で再出場させられ、負けると屠殺され食肉として販売されるのだ。
ロイター通信によると、このような「慰み」は西ジャワ島で1960年代から行われていた。野生のイノシシが大量に増えたために大規模な狩りが始まったのも、この時のことだ。
地元住民の多くは、ブラッド・スポーツは狩りの一種に過ぎず、何の犯罪性もないと考えている。
ブラッド・スポーツ主催者の一人、ヌル・ハジ氏は記者たちに「これはもはや私たちの伝統と文化の一部」と語る。
— Censored News UK🇬🇧 (@MyFreedomNews) 19 октября 2017 г.
しかし、動物保護家たちの考えは異なっている。
インドネシアの動物保護家マリソン・グアンチノ氏は「動物に対する犯罪だ。政府や非営利団体はこれらの催しをやめさせるべきだ」と主張する。
一方、ドッグブリーダーのアグス・バドゥド氏は、ロイター通信の取材に対し、この競技のおかげで、地元住民に追加収入がもたらされていることを指摘する。
彼は「競技に参加するのは、自分の犬たちの値段を釣り上げるため」と認め、このような機会を取り逃すのは、職業に徹していない素人的な考えだと述べた。
— TRT World (@trtworld) 19 октября 2017 г.
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