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ベネト州の選挙委員会によると、57%を超える投票率で98%以上が賛成票を投じた。
ベネト州のルカ・ザイア知事は、今回の住民投票の結果は歴史的な出来事であり州民意志の勝利だと評し、「中央政府に提案している契約」に関する作業を23日にも開始すると約束した。
ロンバルディア州でもロベルト・マローニ知事によると、40%超の投票率で95%が自治権拡大に賛成した。
マローニ知事は「投票してくれた300万人のロンバルディア州民、そして賛成票を投じてくれた95%の人々に感謝する」と述べ、これから「世紀の闘い」を始めるため、ベネト州と力を合わせていくことができると付け加えた。
州民にこのような賛否を問うのは、イタリア共和国の歴史上初めてのこと。但し2州で実施された投票はいずれも諮問型であり、正式な法的拘束力は持たない。
一方スペインではこれに先立ち、カタルーニャ州の独立を問う住民投票が10月1日に実施されたが、投票は文字通り同州を爆発させた。投票を認めないスペイン政府はカタルーニャ自治州の自治権停止を可能にする憲法155条の発動を決定した。