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1976年に英国も批准したICCPRでは、妊娠中の女性に対しては死刑が執行されないことが保証されている。しかし英国政府は、この「妊娠中の女性」には「妊娠が可能なトランスジェンダー」は含まれないと主張する。
サンデー・タイムズ紙によると、英国のトランスジェンダーで女性生殖機能を維持し妊娠に成功した例として報告されているのは、現時点では僅か2件だという。
英外務省報道官は「英国は『妊婦』という用語を用いることに反対している。我々は妊娠中の女性の生命権を断固として支持する一方で、妊娠中のトランスジェンダーからも生命権を奪わないよう、国連人権委員会に要請を行なった」と説明した。