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ロシアは、カナダが米国の「マグニツキー法」と同様の法律を採択したことは、二国間の関係を著しく複雑にさせるとして、受け入れられないとみなしている。
リャブコフ外務次官は「当然ながら、報復措置は行われる。それもきわめて迅速に、カナダで協議中の何がしかのリスト、つまり我が国民が容認しがたいカナダ制裁を受ける対象に挙げられるリストが発表されれば、即刻(措置を取る)」と述べた。
また「報復は同じ形のものとなる」と付け加えた。
カナダ版「マグニツキー法」についてリャブコフ氏は「ただでさえカナダとの関係が好ましくない現在において、これを更に複雑にさせる」と指摘し、「全ての点において受諾しがたいこの法律に対する我が方の見方については、既に表明済みだ。生じたことから我々が全体的に導く唯一の結論とは、カナダではこれまで通り、ロシアとの二国間関係は重要ではないとする政治家が優勢であり、彼らは自身の政治目的に従い、安っぽい地政学的ゲームを試みているということだ」と非難した。
カナダが例として倣った米国の「マグニツキー法」は2012年に採択。この法律では、ロシアにおける人権遵守に責任を負う人々に対する個人的制裁が定められている。