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研究員らは、文化の影響を最も受けないと見られる赤ちゃんにクモと花、へびと魚の写真を見せる実験を行った。
実験では、赤ちゃんの目の瞳孔拡張が測定された。これは、戦うか逃げるか反応を引き起こすノルアドレナリンのレベルやストレス反応の測定に役立つ。その結果、へびやクモの画像を示した時、赤ちゃんの動向は大きく、例えばクモの場合は平均で0.14ミリ瞳孔が拡張した。
一方、魚や花の絵を見た時の瞳孔拡張は4分の1以下だった。
研究員たちは、ヒトが生まれたときからクモやヘビを怖がっており、この恐怖は進化の起源を持つと仮定する。現代では命を脅かす生物と遭遇することは稀だが、人間の先祖にとって、毒を持つ生物への恐怖は、死活問題だったのだ。
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