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調査結果についての報告書では、心の健康に関する問題が原因で英国経済が負担しているコストは、年間990億ポンドに達すると指摘されている。
また同紙によれば、英国において心の健康に関する問題で仕事を失う人の数は、身体的健康に関する問題で離職する人の数を50%上回っているという。
このように大きな数字の原因として、報告書を執筆した1人であるポール・ファーマー氏は同紙で、心の健康について職場で議論することがある種のタブーになっていることを指摘し、「サポート体制の欠如や雇用者の一部の間での無理解、心の健康の分野での医療サービスが容易には受けられないこと、これらすべての総体が原因だと我々は考えている」と述べている。