米国 朝鮮半島で有事発生時の犠牲者数を試算 最初の数日間で最大30万人

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米議会調査局は報告書の中で、朝鮮半島で再び戦争が勃発した場合、たとえ核兵器が使用されなかったとしても、犠牲者数は最初の数日間で最大30万人に上ると予測した。韓国の首都ソウルが朝鮮民主主義人民共和国の長距離砲の射程圏内にあることも考慮に入れた試算だ。ブルームバーグが伝えた。

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報告書では、人口密度を考慮すると、軍事衝突によって「軍事境界線を跨ぐ韓国と北朝鮮の両国で、10万人の米国民を含む2500万人以上が影響を受ける恐れがある」と分析している。

そして、北朝鮮が通常兵器しか用いなかったとしても、最初の数日間で犠牲者は3万人から最大30万人に達すると予測。

これらの分析は北朝鮮の長距離砲の集中度をもとに計算したもの。長距離砲は1分間に1万発を発射する能力を持ち、ソウルも射程範囲に入る。

今回の報告は、米国と北朝鮮の双方が軍事衝突時には相手国に大規模な攻撃を行うと互いに警告を繰り返している現状の中で、まとめられた。マティス米国防長官も28日、米韓定例安保協議終了後の共同記者会見で、北朝鮮が万が一核兵器を使用するようなことがあれば「大規模な軍事的対応をとる」と表明した。

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