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ラザク首相は9月に訪米した際のトランプ米大統領との協議や、クアラルンプールの空港で北朝鮮の指導者・金正恩氏の異母兄弟である金正男氏が殺害されたのを受け、このような立場を取ったという。
ラザク氏は議会で演説し「私は、北朝鮮の脅威に関する国連決議を全て順守するためにマレーシアは同国にいる北朝鮮外交職員の削減を含むあらゆる措置を講じたと述べた。我々は、政治的および経済的関係の廃止を含む北朝鮮と我々のコンタクトについて思慮に思慮を重ねている。マレーシアは、平壌にあるマレーシア大使館を閉鎖し、北京へ移転することを考えている」と述べた。
またラザク首相は、金正男氏殺害事件後にマレーシアは北朝鮮とのビザ免除協定を破棄したと指摘したほか、マレーシア当局は朝鮮半島の緊張が高まっているのを受け、国民の北朝鮮への渡航を禁止したと伝えた。
北朝鮮は最近数か月間にミサイルを数回発射し、6回目の核実験(水爆)も行った。