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北朝鮮北東部咸鏡北道豊渓里にある実験場は山岳地帯にあり、韓国気象庁によると、山の下に空洞ができているという。
韓国の国会で議員は30日、この実験場について、「もう一度核実験が行われれば山が崩れて、おびただしい量の放射性物質が朝鮮半島周辺に拡散する可能性が指摘されている」と発表した。
これに対して韓国気象庁の長官は、「衛星を使って得られた資料を分析したところ、実験場がある山の下に60メートルから100メートルの空洞ができていると見られる。もし、新たに核実験が行われれば、そうなる可能性がある」と述べた。
これより先の30日に発表された韓国海洋科学技術院の分析では、北朝鮮の核実験により放射性物質が大気中に放出されていた場合、日本北海道に達した恐れがある。
聯合ニュースによると、主要な放射性物質であるセシウム137の大気中濃度のシミュレーション分布図では、北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場を中心に北東へと拡散し北海道に達する。