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カリムリナ氏は、「イスラム法の基準はこのテーマをまだカバーしていないが、今後2、3年でルールが確立される見通しもある」と語り、「現在このテーマはロシアのイスラム教共同体で非常に広く話題になっている。特にカフカス地方では、イスラム経済の専門家が会合で常に議論を行っている」と述べた。
カリムリナ氏によると、最近いくつものイスラム教国で暗号通貨の取引所が開設された。例えばアラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置きクウェート、バーレーン、サウジアラビアでサービスを展開している「BitOasis」や、インドネシアの「Bitcoin」、マレーシアの「Coinbox」などが、暗号通貨と関連したサービスを提供している。
「イスラム法(シャリーア)」とは、教えを定め、またイスラム教徒の道徳的価値観を形づくる指示の総体である。
イスラム銀行の原則では、投機を行うことやアルコール・たばこに関する事業に投資することは禁止されている。イスラム教徒は高利貸業を営むことを禁止されているため、イスラム銀行は利子を取って金銭を貸すことはない。
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