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メソッド考案者のひとり、エカテリーナ・ゼレンツォーヴァ氏は「犯罪学者や監察医に最大限正確な死亡時刻を見極めねばならないケースは頻繁に生じる。今ある方法(体温測定など)ではだいたいの死亡時刻を知ることしかできない。私たちが編み出したのはより正確なメソッドで、専門家らの問いに答えを出すことができるものだ」と語っている。
研究では、死後の変化は他の臓器より早く、血液のなかで生じることが明らかにされた。死のマーカーとなりうるのは血液中のヒポキサンチン、コリン、グリセリン。研究者らは病理学的変化と死後の変化を血液中の代謝物質の中に性格に見極めることができた。
研究者らはこの方法で様々な病気を症状もはっきり出ていない初期の段階で知る手がかりになるのではないかと考えている。