人目に触れない「悪魔の魚」 北米で捕獲開始へ

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米テキサス大学オースティン校は北米で地下の水源にのみ生息する非常に珍しい淡水ナマズの捕獲に乗りだすことを明らかにした。テレビ局「KSAT」が報じた。

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このナマズはラテン表記で「大口の悪魔(Satan eurystomus)」種に属する唯一の魚で、20世紀半ばに発見されたものの、1984年を最後に確認されていない。2006年から2010年にかけて行われた調査でもとうとう見つからなかった。調査グループは現在新たなフィールドワークを行うための資金源探しを行っている。ナマズの個体数が激減もしくは絶滅したエコロジー的なファクターを探るのがその目的となっている。

このナマズの特徴としては目がないこと、透明な皮膚、近い種のナマズに比べ浮袋が小さく、頭蓋骨に占める軟骨の割合が多いことが挙げられる。体長は最高で13センチ、テキサスの掘り抜き井戸に生息している。学者らは、このナマズが生息圏内での肉食魚としては頂点にたつことから、地下の水源のエコシステム全体を解く鍵になると考えている。

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