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自殺を予測するため現在は会話とアンケート記入に頼っているが、精神科に通っている患者でさえ、自殺の計画は普通、告白しない。そうした場合、カーネギーメロン大学のマーセル・ジャスト教授のチームが開発したAIが役に立つ可能性がある。論文は科学誌『Nature Human Behaviour』に掲載された。
実験では自殺願望を持つ17人とそうでない17人が集められた。脳波をスキャンして、スキャン中に読み上げられた単語セットに対する脳の様々な領域における反応のデータが得られた。
その結果、「死」や「残酷さ」といった否定的な感情を伴う単語が、自己の認識や感情、意思決定に関する分野である前頭前皮質の左上部分および前帯状皮質でのニューロンの反応を引き起こした。ニューラルネットワークを作成し学習させることで、MRIのデータにより17人の自殺願望を持つグループから15人を、17人の願望を持たないグループから16人を正しく特定することに成功した。
スプートニクが先に伝えたところ、AIがPV作成に初めて参加した。