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ロシアのヘリコプター専門航空会社コンヴェルス・アヴィアのMi-8機は10月26日、スピッツベルゲン島の無人居住区ピラミダからバレンツブルクに向かう途中で消息が途絶えた。機内には乗組員5人と北極・南極学術研究所の職員3人が搭乗していた。3日後、ノルウェー船籍がヘール岬から北東2kmの海上で機体の破片を発見し、30日には墜落現場より130mの場所で犠牲者1名の遺体が見つかっていた。
ニコラエフ総領事は、遺体は解剖と身元確認のためトロムソ市に送られたと説明し、現状について「他の遺体はまだ発見されていないが、機体が引き上げられる前の昨日の時点で、ブーツと鞄が墜落場所より80mの所で見つかっていた」と話す。
ロシア非常事態省の捜索班が「スプートニク」に明かした最新情報によると、フライトデータレコーダー(FDR)が設置されていたヘリ尾部も引き上げられ、FDRは解読のためモスクワに送られる予定となっている。