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心理学者によると、気分の高まりは、食料探しや他のインセンティブを探すために移動するという進化の過程に関連した肉体的な運動により起きる。英紙デイリー・メールが報じた。
研究チームが3つの研究を行い、研究の本当の目的を知らされずにもうすぐ大学を卒業する数百人が参加した。
第1グループはキャンプス建物を巡る12分のウォーキング・ツアーを実施。
第2グループは自分たちで散歩をした。実験の参加者はすべて、気分向上を報告した。しかも、ツアー後にエッセーを書くよう指示されたことも、気分に影響しなかった。
第3グループは10分間講義室に集まり、同様のウォーキング・ツアーの動画を10分間見せられた。その間、座る生徒と立つ生徒、トレッドミルで走る生徒に分けられた。その結果、走る生徒は座ったり立っていた生徒よりも良い気分を報告した。
論文の執筆者の1人は「人々は、ソファから立ち上がり、散歩に向かうことで気分が良くなるとは考えない。まず彼らは散歩を阻むものを考え、気分向上については考えないからだ」と述べた。
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