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ウクライナ独立通信社(ウニアン)によると、修正を提案したのはタラス・バテンコ氏やアレクサンドル・シェフチェンコ氏などの無会派議員たち。
同議員らは、法律発効日から3か月以内にウクライナ国会が1992年2月18日の「ウクライナとロシアの外交関係樹立に関する」議定書に従って設立された「侵略国」との外交関係断絶のイニチアチブをとること、また内閣はロシア領土から外交施設を引き上げる義務を負い、さらにウクライナとロシア、ならびに両国政府間の合意や条約の廃棄通告に関する法案を最高会議に提出することを提案した。
先に与党会派「ペトロ・ポロシェンコ・ブロック」に所属するイワン・ヴィンニク議員は、法案の最終規定でウクライナの法律を国際法と一致させることの内閣への義務付けを提案する意向を明らかにした。同氏は「まさにロシアとの外交関係の断絶、そして侵略国として認められることになるロシアにおけるウクライナの個別の代表部の機能を実行するために第三国を引き入れる可能性を検討することだ」と述べた。
ドンバス再統合に関する法案は、2017年10月6日の第一読会で最高会議によって承認された。最高会議は11月16日の第二読会で法案を検討する見込み。
なおロシア大統領府は、ウクライナとロシアの外交関係断絶の可能性について、両国国民の利益に損害を与え、ドンバス問題の解決にも害をもたらすと発表した。