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北京中心部の人民大会堂で9日に開かれた晩餐会に先立ち、米中企業間の数十億ドルの契約調印式や首脳会談が行われた。晩餐会で出された首脳のスピーチのテキストは、ホワイトハウスが公開している。
習国家主席は「中米間には巨大な海があるが、その距離が我々偉大な国の接近の邪魔になったことはなく、我々は友好と互いに有益な協力関係を伸ばす試みを止めたことがない」と述べた。
それに加えて習国家主席は「敵対的だったこともあった中国と米国は同様の国益を持つ共同体となり、今日、世界の平和の維持と共通の発展の進展に対して一層大きく真剣な責任を共有しているように、我々は一層多くの共通の利益を共有している」と述べた。
さらに習国家主席は、「米中関係の戦略的規模と世界的な影響は伸び続けている」と強調した。
トランプ大統領も「歴史のこの瞬間、世界中の諸国と共に平和と繁栄を達成する信じがたいほど大きな可能性が我々両国に与えられている」と述べ、「我々は別々の場所、遠い国からやってきたが、西と東は多くを結び付けている…。米国、中国国民の誇り高い精神が刺激となって、我々の尽力がより公平で、安全な戦争なき世界、我々の祖先の尊い犠牲と我々の子どもらの夢にふさわしい未来が達成されることに期待している」と語った。
中国側も今年行われた習国家主席の訪米をまとめたショートクリップを用意し、これにトランプ氏の訪中のシーンを織り込んだ。
公式的な情報筋は晩さん会のメニューを公表していないものの、中国のSNS上にはメニューの写真が現れ、四川料理でピーナツと鶏肉を唐辛子と炒めた宮保鶏丁、蒸し牛肉のトマト添え、海鮮料理のホワイトソース和え、オードブル、フルーツアイスクリーム、中国産の赤、白のワイン、コーヒー、お茶が紹介されている。
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