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9日、原油価格は中東の地政学的緊張の高まりと、サウジアラビアがレバノンから自国民を退避させ、渡航自粛を勧告したことを背景に値上がりした。
日本時間14時00分の時点でブレント原油1月先物価格はロンドン国際石油取引所で0.30%値下がりし、1バレルあたり63ドル74セントに、またWTI原油12月先物価格もニューヨーク・マーカンタイル取引所で0.28%下がって1バレル57ドル01セントの値を付けた。
前日の終値ではブレント原油先物価格は0.7%値上がりして1バレル63ドル93セントに、WTI原油も0.6%上がって1バレル57ドル16セントまで達していた。
米商務省のマシュー・コッフ報道官は9日、シカゴで毎年開催のSIGMA会議で、トランプ米大統領府は依然として石油ガス部門の調整を柔軟化することを最優先的方向性のひとつととらえていることを明らかにした。
ドバイで発行のガルフ・ニュース紙によれば、サウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ」は来年度は今年より10%多い1000億ドルの設備投資を行うことを計画している。