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今年ロシアのサハリン州におけるサケ・マス類の漁獲量は、通常25万トンであるのに対し、わずか2万9000トンだった。極東全体の漁獲量は20万4000トン。
学者たちはサケ・マス類の急激な減少について、日本、韓国、カナダにも及んだ地球規模の気候変動と関連付けている。
サフチュク氏は「1972年のように(当時、極東の全地域がサケ・マス類を大量に捕まえた)3万5000トンまで減少しないために、厳格な規制措置が必要だ」と語り、まさにその目的のためにロシア連邦漁業局は近いうちにも漁獲規則の変更を計画しており、6ヶ月から8カ月後に文書が承認される可能性があると伝えた。
最新データによると、極東の総漁獲量は35万トン。
太平洋漁業研究センターのイーゴリ・メリニコフ副所長は、世界におけるサケ・マス漁業のピークはすでに過ぎ、サケ・マス資源は減少し始めたと考えている。同氏によると、これはまず韓国や日本といった南部地域の国々に及んだ。メリニコフ氏は「南部地域から北部への魚の移動が観測されている。数量の穏やかな減少はさらに長年にわたって続くだろう」と指摘した。