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トランプ大統領は12日、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と会談し、領有権を巡って中国と対立している南シナ海問題において「もし私が仲裁や仲介できるのであれば、知らせてくれ」と伝えた。
石油など天然資源が豊富だと明らかになった南シナ海の西沙(パラセル)諸島や南沙(スプラトリー)諸島、中沙諸島(スカボロー礁)といった諸島をめぐり、中国とベトナム、ブルネイ、マレーシア、フィリピンなど7カ国は10年間にわたり領有権を争っている。
米国は当事国ではないが中国の主張を認めず、極端な海洋権益の主張を牽制に向けた航行の自由作戦を同海域で実施している。
中国は南シナ海の岩礁に一連の滑走路を建設。米国はこれに対して、海上輸送の自由を保障するために必要だとして同海域に軍艦を派遣している。
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